本日未明のサッカーワールドカップで、日本は惜しくもベルギーに負けてしまいましたが、そもそも世界と戦うということ自体に敬意を表します。
中小ビジネスの世界で、世界と戦うレベルになりたいと願っても、ベンチ入りすらかなわない企業が数えきれないほどありますし、仮に、足がかりを作ったとしても、互角に戦えるまでには、やはり、血のにじむような努力が必要だと思います。
もちろん、私たちの会社も、世界はおろか、国内においても厳しい競争にさらされており、どのような分野においても、世界をターゲットに仕事が出来ること自体、本当に素晴らしく、尊敬の念を禁じ得ません。
そのような中、サッカーでも、バレーボールでも、野球でも・・・、いいプレーがでればタッチして賞賛しますし、悔しいプレーがでればタッチして励まします。
強いチームであれば尚更です。
建設業界では、工場のように決まった動きを繰り返すことができませんし、昨日と同じ現場はありません。
さらには元請け・下請けといった多層階層で現場の仕事が行われます。
特に原子力の現場は、「原子力安全」という特殊さから、「固有で、特別」ですし、国際原子力機関(IAEA)をはじめとする国際機関からも、そう考えることを推奨されています。
このため、原子力安全を極限追求することによって、その副産物として、業務削減がなされるという順番が大切なのです。
そして、これを具体的にマネジメントしていくツールがPRA(確率論的リスク評価)やMO(マネジメントオブザベーション)といったリスク管理手法であり、これらマネジメント手法の効果を最大化するのが、まさしく「タッチ」なのです。
だからこそ、建設現場では「タッチ・アンド・コール」が推奨されますし、これは中災防のテキストでも、タッチの型にこだわる程、解説されています。
なんとなく良さそうな新しい改善活動を始めるよりむしろ、今そこにある現場で、今すぐ無料でできる「タッチ・アンド・コール」の大切さに、なお一層こだわってみたいと確信したワールドカップでした。
まだまだ熱戦は続きますが、まずは、日本選手の皆さん、ありがとうございました。
そして、お疲れさまでした。
大変暑くなってきましたが、熱中症には十分に留意し、本日も、安全にお過ごしください。
ご安全に。