6月18日、事業再構築補助金(第1回公募)通常枠の採択結果が発表されました。補助金額の大きい通常枠の採択率は低く、緊急事態宣言枠からの移動者を含めても30%強と思われますが、当社の支援先は、無事採択されました。
事業再構築は会社にとって、まさに一大プロジェクトです。当然、採択されるための事業計画書のレベル感はとても高く、支援中は「迷路に迷い込んだかも・・」という感じでしたが、睡眠時間を削り、他の業務をリスケさせて頂いて(他のクライアントには我がままを言わせて頂き)、大きなプレッシャーの中、支援させて頂きました。
支援先の社長のみならず、従業員の方々の積極的な参加によって、なんとか採択に至ったものと思います。支援先の皆様と、何度も何度も、夜中の2時過ぎまで議論した思い出が、うれし涙とともに蘇ってきます。
成功要因は「支援先と一体となった事業計画の作成」であって、コンサルタントが単に見栄え良く(想像で)書いたような事業計画書は、まず採択に至らないことを確信しました。
インターネットでは、事業再構築補助金に関する様々な情報を見つけることができますが、今回、実際に支援させて頂き、総額1兆円超え、各社あたり数千万円にもなる補助金を受領するための成功要因(真因)は「事業再構築に懸ける会社全体の覚悟」であることを確信しています。「覚悟」があってはじめて、販売や運営、事業計画の妥当性が説明できるようになります。生き残りをかけた本番はこれから始まるのです。
事業再構築補助金は、これまでの補助金とは採択の難易度が明らかに違いますので、まずは「貴重な税金を活用させて頂く」という強い覚悟をもって、全社で事業計画の実現性を高めていくことが大切です。
アフターコロナに向けて、エンジン全開、テークオフの段階です。
支援先の皆様、これからの本番に向けて、一緒に頑張っていきましょう。まずは、良かったですね。