2017年度版「中小企業白書P462(中小企業から見た、多様な人材を活用するにあたっての課題)」によれば、もっとも回答割合の高いのが「管理職の意識改革」であり、42.3%となっています。
多くの中小企業において、「管理職の人材育成」が重要成功要因と認識されているにもかかわらず、いざ、それを実行しようとすると、なかなか上手く出来ていないものと推察されます。
そもそも中小企業は、我が国経済の活力の源泉であり、新たな産業を創出し、就業の機会を増大し、市場における競争を促進し、地域経済を活性化させる源です。
そのような中、当社が展開している安全管理マネジメントシステムの本質も、「管理職の人材育成」であり、そのために、安全の「極限追求」を行い、その結果(副産物)として業務が効率化し、週休3日が実現され、休日(通常の運転以外の工事を行わない日)となる月曜日は、管理職の教育の日にあてるというものです。
全てが重要だとすると、重要なことは一つもないのと同じことですので、QMSに基づき、全従業員の技能認定や教育は行うとしても、特に、管理職については、きめ細かく丁寧に、深く深く、教育を実施していく必要があります(仮に、多様な働き方の解決策のひとつである「週休3日」が実現されなくても、管理職の人材育成の重要さは、いささかも変わりません)。
マネジメントオブザベーション(MO)をはじめとして、安全文化を実装するための原理原則は、「絞り込んで徹底する」ことです。
様々な施策を行うとしても、その中で、たった一つの行動も徹底できないのであれば、きっとそこに、高い成果は望めません。
私たちは、安全確保策に行動(behaviorr)という概念を組み込み、費用対効果の高い安全対策を実現します。
それが、最も費用がかからず、しかも、効果の高い安全対策であるからです。
では、皆様、今日も一日、丁寧な行動を。
ご安全に。